文化と歴史
三古都物語 — カトマンズ・パタン・バクタプル
カトマンズ盆地にはかつてマッラ王朝の三王国が並び立ち、王たちは競うように寺院と広場を築きました。その成果が三つのダルバール(王宮)広場です。生き神クマリが住むカトマンズ、金属工芸のパタン、陶芸と木彫のバクタプル。2015年の地震で傷ついた建物の多くも、職人たちの手で見事に修復されています。
ゴルカからシンジャへ — 統一王朝と言葉のふるさと
1769年、山上の小王国ゴルカのプリトビ・ナラヤン・シャハ王がカトマンズ盆地を征服し、現在のネパールの原型が生まれました。一方、西の果てカルナリのシンジャ谷は、ネパール語の祖となったカス王国の都。ジャナクプルのミティラー画、ムスタンの城壁都市ローマンタンなど、この国の歴史は驚くほど多層的です。
ネワール、タルー、シェルパ — 民族のモザイク
ネパールには120を超える民族と言語が暮らします。盆地の商都を築いたネワール族、テライの森と共に生きるタルー族、ヒマラヤ登山を支えるシェルパ族。旅先で出会う顔立ちや料理、家の形の違いこそが、この国の一番の見どころかもしれません。