キルティプル
Kirtipur
カトマンズ盆地を南西の尾根から見下ろすネワールの旧市街です。寺院を点で回るより、坂と路地を歩き、町が天然の要塞だった地形を体でつかむと面白くなります。
バグ・バイラブから尾根の町を読む
旧市街は急な坂の上にあり、煉瓦の家、石畳、共同水場、小さな祠が折れ曲がる路地でつながります。中心となるバグ・バイラブ寺院は虎の姿のバイラブを祀る場所。チランチョ仏塔やウマ・マヘシュワール寺院まで歩くと、ヒンズーと仏教の聖所が近い距離で共存する盆地らしい構成が見えます。
1760年代、プリトビ・ナラヤン・シャハによる盆地征服でキルティプルは激しい攻防の舞台になりました。見晴らしのよい尾根と狭い進入路を歩けば、地図の歴史が現実の高低差として理解できます。
食事を町歩きの一部にする
ネワール料理店では、料理名だけで注文を重ねると量や辛さに驚くことがあります。小皿のセット内容、肉の種類、発酵酒を含むかを確認し、食べられる量から頼みましょう。カトマンズ中心部から近い一方、旧市街内は車より徒歩向きです。坂と段差が多いので、2時間前後を取り、チョバールと組み合わせる場合も夕暮れ前に移動を終える計画が安心です。