バサンタプル・タワー
Basantapur Tower
王宮南端から旧市街を見渡した高層塔。眺望だけでなく、四都市を象徴する塔群の中心として理解する。
九層の高さが示した新王朝
バサンタプル・タワーはハヌマン・ドーカ南側、ローハン・チョークを囲む塔群の一つ。九層とされる高い木造部が旧市街の屋根線から抜け、王宮の存在を遠くへ示した。征服後のシャハ王朝が盆地の都市を象徴する塔を置いた文脈で見ると、展望塔以上の政治性が分かる。
各階の窓、張り出し、屋根の縮まり方を下から追うと、高さを稼ぎながら重量を調整する構成が見える。フリークストリート側からの外観と、中庭からの見上げでは印象が違う。可能なら両方を比べたい。
登れるかは当日確認する
2015年地震で上部が大きく被災し、修復と安全確認が続いた。公開範囲、階段利用、上階の立入は博物館の公式案内と当日の掲示に従う。過去の記事に「展望可能」とあっても、現在も同じとは限らない。
開いている場合、階段は急で狭く、すれ違いが難しい。大きな荷物を持ち込まず、高所や閉所が苦手なら中庭からの観察に切り替える。上階では広場だけでなくローハン・チョークの四塔配置を確認し、窓から身を乗り出さない。