ジャガディシュプル貯水池
Jagadishpur Reservoir
カピルヴァストゥの農地に広がる人工貯水池で、灌漑施設が渡り鳥の生息地になった好例です。自然湖の原始性ではなく、人がつくった水域を生き物と地域農業がどう共有するかに見どころがあります。
灌漑用水が国際的な湿地になった
貯水池は1970年代、ジャキラ湖と農地の一部を利用して築かれ、チュリア丘陵を水源とするバンガンガ水系から水を受けます。2003年に225ヘクタールがラムサール条約湿地へ登録されました。周囲の農地と小湖沼が鳥の移動を支え、冬にはカモ、ガン、コウノトリ類などの観察機会があります。
一方で、漁業、放牧、燃料採取、灌漑という生活利用も続きます。野鳥だけの保護空間と考えず、水位管理と地域経済が生態系を左右する人工湿地として見るのが要点です。
ルンビニからの立寄りは早朝に
タウリハワ方面を拠点に早朝訪れると、暑さが弱く鳥の活動も見やすくなります。堤や農地は作業の場なので車を塞がず、群れへ近づいて飛び立たせないでください。望遠鏡、帽子、虫よけを用意し、ボートや立入り可能区域は現地管理組織の案内に従います。