コティリンゲシュワル寺院

Kotilingeshwar Mahadev Temple
分類
旧市街の見どころ
州
バグマティ州
標高
1300 m
コティリンゲシュワル寺院の屋根、鐘、石段、幾何学文様を切り絵・版画・リソグラフ調で表した編集グラフィック
記事内容と地理情報をもとに制作したオリジナル編集グラフィック。現地写真ではありません。

木造多層塔の間で、鐘形ドームが輪郭を変える。初期石造寺院の構造を、正面のナンディから読み解く。

石とドームがつくる異質な輪郭

コティリンゲシュワル・マハデヴ寺院は、段状の壇上に正方形の石造躯体と鐘形のドームを載せる。木と煉瓦の重層屋根が多い広場では、グンバジと呼ばれる形式の丸い輪郭が際立つ。建物の四面を回り、石積みと上部の接続を見ると構造が分かりやすい。

正面で寺へ向く牡牛ナンディが、ここがシヴァを祀る場所であることを示す。神像が見えなくても、乗り物や守護像の向きから本尊と正面を判断できる好例だ。ナンディと入口を同じ線上に見て、礼拝者の視線をたどる。

様式比較の一棟として見る

ジャガンナート寺院の木造屋根、近隣のシカラ型寺院、八角クリシュナ寺院と続ければ、広場が一つの「ネパール様式」ではないことが分かる。建立年代は現地解説と公的資料を優先し、外観だけから断定しない。

石の基壇やナンディへ腰掛けず、供物を跨がない。日中は人影が強く出るため、彫りを観察するなら斜光の時間が向く。修復箇所は新旧材の色差を見つつ、文化財部局の説明なしに再建の良否を決めつけない。

Googleマップで見る 地図に戻る