マヘンドラ洞窟
Mahendra Cave
ポカラ北部の石灰洞。鍾乳石を動物に見立てるだけでなく、暗さ、湿度、岩の溶食から洞窟の形成を体で理解する。
観光洞の奥に残る自然
マヘンドラ洞窟は1950年代に羊飼いの少年たちが見つけたとされ、1976年には英国の洞窟調査隊が調査した。石灰岩中に発達し、鍾乳石や石筍を観察できる。王名を冠するが、見どころの中心は自然が作った空間だ。
照明のある主通路でも、天井が低く床が不規則な箇所がある。岩の形を神像や動物に見立てる現地の説明を楽しみつつ、天井から落ちる炭酸カルシウムを含む水が堆積物を成長させる過程にも目を向ける。近隣のバット・ケーブとは別の洞窟である。
スマートフォンの光だけに頼らない
停電や暗い区画に備えて小型ライトを持ち、両手が使える状態にする。滑りにくい靴と汚れてよい服が必要だ。雨季は浸水や閉鎖の可能性があり、入口で奥まで通行できるか確認する。
鍾乳石に触れたり、名前を刻んだりしない。コウモリにフラッシュを当てず、大声を出さない。出口側が狭いと感じたら無理に抜けず来た道を戻る。所要時間は短くても、閉所、高湿度、段差の三つを軽視しない方がよい。