パルサ国立公園
Parsa National Park
チトワンの陰に隠れがちですが、パルサは中央タライからチュリア丘陵へ続くサル林を守る公園です。観光設備の多さではなく、かつて東西に広がった「チャルコセ・ジャディ」の森を読み解く場所として訪れると輪郭が見えてきます。
野生ゾウが暮らす乾いた森
公園はパルサ、バラ、マクワンプルの各郡にまたがり、2017年に野生生物保護区から国立公園へ移行しました。面積の大半はサル林で、河畔にはシソーやカイールが生えます。アジアゾウ、トラ、ガウルなどの生息地ですが、密林での観察は運に左右されます。動物の数を競うより、チトワンやインド側の保護区とつながる生態回廊として見るべき公園です。
チトワンほど定型化されたサファリ拠点ではありません。見学区域、車両、ガイドの手配可能性をヘタウダや公園事務所で事前確認し、無許可で林道へ入らないでください。野生ゾウは近づいて撮影する対象ではなく、遭遇時はガイドの指示を最優先します。
乾期でも水と暑さへの備えを
一般に観察しやすいのは雨の少ない秋後半から春ですが、冬の草刈り後は見通しが変わり、春は高温になります。雨期は増水、ぬかるみ、ヒルに注意が必要です。入園料と許可された活動は制度改定があるため、旅行前に公園当局と観光局の最新表を照合してください。