アショク・ビナヤク
Ashok Binayak
屋根より先に祈りが目に入る小さなガネーシャ祠。旅立ちと仕事の前に立ち寄る人々から、都市の日課を知る。
障害を除く神に、出発前の祈り
アショク・ビナヤクは、カトマンズ盆地で大切にされるガネーシャの聖所の一つ。大きな境内はないが、障害を取り除く神として、旅、商売、儀礼の始まりに人が立ち寄る。建築の規模ではなく、短い参拝が絶えないことが重要だ。
ガネーシャを示す象頭、供物の花、赤い粉、鐘を確認し、参拝者が何をしてから立ち去るかを見る。像が顔料で覆われ細部が見えにくい場合も、それは手入れ不足でなく祈りの蓄積である。写真映えする「小さな神様」とだけ紹介しない。
カスタマンダプの周囲で見つける
マル・トレ、カスタマンダプ、シン・サッタルと合わせると歩きやすい。旧市街南側の入口に近く、人と車両の流れが速いので、祠の前で立ち止まりすぎず、いったん脇へ寄ってから近づく。
早朝は供物が新しく、地元の礼拝を目にしやすい。ただし撮影のために参拝者の正面へ回らない。供え方や額へ粉を付ける所作をまねる場合は、意味と順序を尋ねてからにする。祭礼時は行列の通路を空け、靴を脱ぐ範囲を現場で確認したい。