コシタップ野生生物保護区
Koshi Tappu Wildlife Reserve
ヒマラヤの国で湿地を主役にするなら、コシタップは外せません。サプタ・コシ川がつくる砂州、草地、浅水域に水鳥が集まり、ネパールに残る野生スイギュウ「アルナ」の保全拠点になっています。
森のサファリとは違う、川の保護区
保護区はスンサリとサプタリにまたがる175平方キロメートルで、1976年に設置、1987年にラムサール条約湿地へ登録されました。DNPWCは約490種の鳥類を挙げており、特に冬は渡り鳥観察の季節です。主役のアルナは家畜の水牛と似ていますが、接近して識別しようとせず、双眼鏡と案内人の知識を借りる方が安全で確実です。
河川は季節で流路や水位が変わります。乾期の草地観察と、雨期の増水した湿地では行ける範囲が同じではありません。堤防や農村景観も含め、洪水と共存してきた土地として見ると理解が深まります。
早朝観察と蚊・日差し対策
鳥の動きが活発で暑さが弱い早朝が歩きやすい時間です。望遠鏡、帽子、飲料水、虫よけを用意し、営巣地や群れへ近づかないでください。入域方法、ガイド、ボートの可否は水位と管理状況で変わるため、保護区事務所に確認します。