シバプリ・ナガルジュン国立公園
Shivapuri Nagarjun NP
カトマンズの北縁に残る森は、単なる近郊ハイキングコースではありません。谷の水源を守る保護区であり、バグドワールやヴィシュヌドワールといった川の源、僧院、照葉樹林を一日の行程でたどれる場所です。
首都を支える「水の山」を歩く
公園は東のチサパニから西のカカニまで延び、最高地点のシバプリ峰は2,732メートル。南斜面のスンダリジャル、ブダニルカンタ側、ナガルジュンのジャマチョなど入口ごとに風景が違います。短時間ならナギ・ゴンパ、しっかり歩くならシバプリ峰やバグドワールが目安です。森は下部のチラウネやカスタノプシスから、上部のカシ、シャクナゲへ移り、都市のすぐ外とは思えない植生の変化があります。
野鳥は多い一方、ヒョウやツキノワグマなど大型哺乳類を観光客が見られるとは限りません。静かな森と水系そのものを主役にすると、この公園の価値が伝わります。雨期は石段と土道が滑りやすく、冬の朝は標高以上に冷えるため、靴と防寒を軽く見ないことが大切です。
入口と帰路を先に決める
入園口で外国人料金を支払い、身分証を携行します。スンダリジャルからチサパニへ抜ける行程は日帰り散歩ではなく、宿泊を伴うトレッキングです。園内は分岐もあるので、初訪問や単独行では登録ガイドの利用を検討してください。開門時間、入園料、ドローンなどの持込み規則は変わり得るため、当日に公園窓口か旅行会社で確認します。