シクレス
Sikles
アンナプルナIIとラムジュン・ヒマールを仰ぐグルンの大集落。展望地ではなく、家並み・農業・共同体の時間に泊まる。
屋根の連なりから暮らしを見る
シクレスはマディ川上流の斜面に広がるグルン住民の集落で、石積みの家、路地、段々畑が密集する。晴れた朝にはアンナプルナIIやラムジュン・ヒマールが大きく見えるが、雲で山が隠れても、穀物を干す屋根、家畜、共同水場、仏教と在来信仰が混ざる村の空間は残る。
グルンを一枚岩の「山岳民族」とせず、兵役、出稼ぎ、観光、農業を組み合わせてきた現代の生活を見る。文化舞踊が披露される場合も、毎夜自然発生する古俗ではなく、住民が訪問者向けに時間と労力を割く催しである。
一泊して朝を待つ
ポカラから道路で近づけるようになったが、雨季は路面と地滑りの影響を受ける。日帰りで山だけを撮るより、ホームステイに一泊し、夕方と朝の光を待つ計画がよい。予約時に食事、給湯、車道状況を確かめる。
ACAP域の入域条件を確認し、登録された宿や案内を利用する。民家の中、祭壇、住民を撮る前に許可を得る。水と電気は限られるため長時間のシャワーや大容量充電を当然視せず、ごみを持ち帰る。