デビスフォール
Devi's Falls
フェワ湖の流出水が地表から消え、地下洞窟へ落ち込む滝。水量の迫力だけでなく、ポカラの石灰岩地形を読む。
滝の先が見えない理由
現地名パタレ・チャンゴは「地下世界の滝」の意。フェワ湖から流れ出た水が狭い岩溝へ集中し、深い穴と地下水路へ落ちるため、一般的な滝のように下流が開けて見えない。道路の反対側にあるグプテシュワル洞窟と合わせると、水が石灰岩を溶かし削った上下の構造を別方向から見られる。
英語名は1961年に流されたスイス人女性に由来すると公式観光案内は説明するが、綴りや人物名には複数説が流通する。悲話を煽るより、事故が起きるほど流れが急変する場所だと安全の文脈で扱いたい。
柵の内側から水量を見る
モンスーン期は水量が増して迫力がある一方、飛沫、滑り、増水の危険が高い。柵を越えたり、岩溝へ物を落としたりしない。乾季は水が少なくても、岩壁の磨耗や渦穴がよく見え、地形観察には価値がある。
市街に近く短時間で見られるため団体客が多い。朝の早い時間を選び、展望点を長く占有しない。グプテシュワル洞窟とは入場券と管理が別で、道路横断は交通に注意する。