ゴダワリ植物園
Godavari Botanical Garden
フルチョウキ山麓、82ヘクタールの「生きた植物博物館」。花の季節だけでなく、標高帯ごとの植生と域外保全を見る。
庭園をコレクションとして歩く
国立植物園は1962年に開園し、約82ヘクタールのうち約40ヘクタールに30のテーマ園を配置する。1285種以上の樹木、低木、つる、ラン、薬用植物などを保全し、周囲にはハンノキ、チラウネ、カスタノプシス類の自然林が残る。単なるピクニック公園ではなく、研究・教育・域外保全を担う施設だ。
ラン室、シダ園、薬草園、絶滅危惧植物園、日本庭園などから二、三のテーマを選び、名札の原産地と生育環境を読む。季節ごとの開花を追えば、カトマンズ盆地の標高とモンスーンが植物にどう効くかが分かる。
採らず、踏まずに観察する
公式案内では通年開園だが、料金や施設利用時間は更新されるため訪問前に確認する。週末は家族連れが多く、静かに植物を見るなら平日の朝がよい。広いため入口の地図で目的区画を決める。
花、果実、葉の採取は禁止され、栽培ベッドや芝生にも立入制限がある。園内はペット、喫煙、飲酒、調理にも規則がある。フルチョウキ登山と同日に詰め込むなら、植物園の閉門と国立公園側の入域時刻を別々に確認したい。