ローマンタン
Lo Manthang
標高約3800メートルの台地に残る旧ロ王国の城壁都市。土の建築、僧院、旧交易路、現在の暮らしを一枚の風景として見る。
城壁の内側にある生活都市
ローマンタンは15世紀に整えられた旧ロ王国の都で、高さ約6メートルの土壁と隅塔に囲まれる。カリ・ガンダキ沿いのヒマラヤ越え交易路に位置し、王宮やチャンパ・ラカン、トゥプチェン・ラカンなどの僧院、白い土壁の家々が密集する。遺跡ではなく、住民の台所や家畜小屋、学校が動く町だ。
狭い路地では、日干し煉瓦と木材、平屋根が乾燥・寒冷な高地環境に適応してきたことが分かる。僧院の壁画は保存上きわめて繊細で、暗い堂内で明るく撮るためのフラッシュは使わない。毎年のティジ祭は宗教儀礼であり、日付は暦により変わる。
許可証より先に高度計画を
アッパー・ムスタンは制限区域で、政府指定の許可、登録業者、ガイドなど現行条件の確認が必要だ。料金や最低人数は改定されうるため、古いブログではなく観光局・入国管理当局の最新情報を使う。ジープ移動でも急に高地へ入るため、頭痛や吐き気を我慢してはいけない。
春秋でも朝晩は冷え、風と砂埃が強い。現金、充電手段、常備薬に余裕を持ち、冬季の施設休業も見込む。城壁や民家をドローンで無断撮影せず、僧院の拝観料は壁画保存を支える費用として支払いたい。