トロンラ峠
Thorong La
標高5,416メートルでアンナプルナ北側を越える、サーキット最大の高所です。写真の標識は数分の出来事で、核心はその前の順応と、夜明け前から続く長い上下降にあります。
峠の日だけ早く歩いても解決しない
通常はマナン側からヤクカルカ、レダー、トロンフェディまたはハイキャンプへ段階的に上がり、早朝に峠を越えてムクティナート側へ下ります。高所泊を一日削ると、峠当日の負担だけでなく急性高山病の危険が増します。ハイキャンプが常に正解ではなく、体調によっては低いトロンフェディ泊が適します。
峠は強風、降雪、低温、視界不良で通過不能になります。前日の旅行者のSNSではなく、ロッジ、ガイド、当局の情報で判断してください。標識で長時間撮影せず、濡れた服を着替え、下りに使う体力を残します。
反時計回りが一般的な理由
マナン側は段階的に高度を上げやすいため、反時計回りが一般的です。逆回りはムクティナート側から急に高所へ入る形になり、同じ日数で単純に反転できません。ガイド・TIMS、ACAP入域、保険、積雪期の装備を確認し、峠閉鎖時の待機日を旅程に入れてください。