ツォ・ロルパ氷河湖
Tsho Rolpa
ロルワリン谷の奥、標高約4,550メートルに広がる大きな氷河湖です。青い湖を眺めるだけでなく、氷河後退で拡大し、下流の暮らしに氷河湖決壊洪水のリスクをもたらす現場でもあります。
美しい湖と危険な湖は両立する
ツォ・ロルパはタルカディン氷河末端にあり、ICIMODは数十年にわたる湖面拡大を観測しています。2000年には水位を約3メートル下げる対策が行われましたが、監視の必要性は続きます。堰き止めるモレーン、氷河の崩落、下流集落の位置を意識すると、気候変動を抽象語ではなく地形として理解できます。
観光客がダム状地形や計測設備へ近づくことは安全でも保全上も適切ではありません。湖岸の亀裂、落石、氷の崩落に注意し、ガイドが設定する待機地点から先へ出ないでください。
ロルワリン谷は長い高所行程
シンガティ側からベディン、ナを経て湖へ向かう行程は、宿泊地点が限られ、標高上昇も大きくなります。橋と道路、雪、通信、順応日、保全地域の料金とガイド条件を出発直前に確認します。湖到達を固定目標にせず、警報や悪天候、体調不良時は下流へ戻る計画を持ってください。